第40回名古屋DTPの勉強部屋に参加しました!

  • 2016.05.23 Monday
  • 23:51
先週末,名古屋DTPの勉強部屋に,スタッフ共々3名で参加してきました。

今回は第40回!
10周年記念で,とってもスペシャルな,とってもワクワクな内容でした。
スピーカーをしていただいたのは菊池さん鷹野さん藤本さんYujiさん岩本さん
なんて豪華なメンバーでしょう!!

それぞれのスペシャリストの方々によるセッションはとても学ぶところが多く,あれこれ試しながら,この先の仕事に生かしていけるようにしたいと思っています。
10周年ということもあったのか,DTPやアプリの歴史などのお話も聞けました。
私自身,20年以上DTPに携わっているので,懐かしさとその進化にとても感慨深いものがありました。

DTPのアプリの歴史をなぞったり,藤本さんの「あえて機能を制限する」というお話を聞いたり,若いDTPオペレーターの方と話すうちに思ったことがひとつ。
便利な機能が増えていくに従って,修正に強いデータを作ることが可能になり,どんどん時短ができるようになりました。
ただそれは,過去の時間のかかっていた作業を経て,初めて便利だと気づくのかな?と。。
その便利な機能も,使い処を間違えると,かえって手間がかかることもしばしばあるのだけど,なぜその機能が便利なのかを理解しないと,どんな案件にもすべて便利機能がデフォっていう作業をしてしまいがちじゃないかと。。
そして,機能優先で,本当に必要なDTPの基本が二の次になってしまわないかと。。
老婆心(^_^;ながら思いました。
最近,文字組とかInDesignの機能について質問を受ける機会も増えてきたので,どんな案件のどんな箇所に必要な質問かをしっかり把握して,必要な情報を的確にお答えできるようにしなければと思いました。

初めて勉強部屋に参加したのは(多分)第13回だったと記憶しているので,7年前でしょうか。
それから,本当に数多くの方々と出会い,様々なお話をさせていただき,少しずつですが知識と経験を増やしてきました。
おかげさまで,独立してからも,インプットできる機会があり,本当にありがたいと思っています。

最後に。
10年間という長い間,主催されているYujiさん。
そして運営スタッフの方々。
10周年おめでとうございます!
本当に感謝しています。
まだまだ勉強したいことは山積みなので,これからもみなさまよろしくお願いいたします!

DTPの勉強部屋10周年関連Link
http://togetter.com/li/977778
http://www.macotakara.jp/blog/report/entry-29968.html
http://study-room.info/dtp/dtp000/000-5.html

文字組まめ知識…級数計算2

  • 2013.04.22 Monday
  • 17:31
前回(http://bluebear.youandu.main.jp/?eid=12)の級数計算の続きです。

1行の文字ボックス(テキストフレーム)の(ベタ送りの)計算の次は,2行以上の計算方法。


ここで,級数って言葉以外に,歯送り行送り)っていう言葉を使います。

歯送りとは,行頭から次の行頭までの距離のことを言います。

そして,行と行との間を行間と言います。


この「」の計算ですが,これが本当にありがたいことに,級数と同じく,1歯=0.25ミリです。

つまり,歯送りの計算も級数計算と同じく,0.25を掛けるか,4で割ればいいということになります。


んじゃ,何で「級」じゃなくて「歯」なのかと言うと。。

これも写植の頃の名残りで,写植機の歯車が1歯分動くと印字位置が0.25ミリ動くという仕組みになっていたことから,行の送りの単位を「歯」と呼ぶようになった…らしいです。

(ちなみに,「歯」ではなく,「H」という当て字で表現されたりします。20歯なら『20H』。)


0901


さて,まずは

20級

10文字

送り30歯

2行

という文字を入力する(指示原稿には「20Q,10J,30H,2L」って書かれることもあります)場合の文字ボックスの大きさを計算してみましょう。


20級10文字をミリに換算すると,20×0.25×10=50ミリ

それを,30歯で1行プラスするということは,30×0.25=7.5ミリ

最初の1行が5ミリなので,行の総サイズは5+7.5=12.5ミリ


つまり,横書きなら,横50ミリ,縦12.5ミリの文字ボックスが必要となります。


0902


でも!

文字の級数がすべて同じなら,それは全く問題なく,上記の計算で大丈夫なんですが…


字送りと違って,歯送りの計算には,思わぬ落とし穴があります。


何故なら,歯送りには,いくつかの基準があるからです。


同級数の文字列では,その違いが分からないので,1行目と2行目の級数を変えてみます


以下,


1行目の文字はすべて16Q12文字

2行目の文字はすべて12Q16文字

・歯送りはすべて20H


という設定です。


横書きの場合,文字ボックスの左右の幅は,

・1行目が16×0.25×12=48ミリ

・2行目が12×0.25×16=48ミリ


では,ボックスの高さは??


実は,歯送りの基準位置によって違ってきます。

(以下,破線部分が歯送りの基準位置です)


歯送りの基準が,仮想ボディの下(縦書きでは仮想ボディの左)の場合


0903


歯送りの基準が,仮想ボディのセンターの場合


0904


歯送りの基準が,仮想ボディの上(縦書きでは仮想ボディの右)の場合


0905


欧文ベースライン基準は……

日本語のみの組版には基本使わない方がいいけど…

でもって,書体によって数値が異なるので,できれば使わない方がいいけど…

万が一,その基準で組む場合は,まずベースラインの位置を把握しなければならなくて面倒だけど…(しつこい?^_^;)

どうしてもっていう場合,大体の(あくまでも大体の…)和文書体の欧文ベースラインの位置(ややこやしい文^_^;)は,仮想ボディの下から120/1000の位置にあるので,およそこんな計算になります。(これは一例であって,すべてがこの計算ではないですよ!)


0906



そういうわけで,歯送りといっても「どこを基準に送るか?」によって,数値は変わってきます。


ドキュメントの歯送りの基準がどこなのかを把握して計算をしないと(って言うか,クライアントさんが,どこを基準に原稿を出しているのかを理解しないと!),レイアウトが変わってしまうこともあるので,注意したいものです。


長々と…

ややこやしい&あやふやな話に最後までおつきあい下さりありがとうございました!


「you-and-ku」

お初にお目にかかります。

  • 2013.03.12 Tuesday
  • 09:55
 初めまして。
1月から正式に働き始めました。
you-and-yuです。

暖かかったり寒かったりと。
よくわからない季節がやってきましたね。
風邪などをひかぬように気をつけてくださいね。

さて,この季節の最大の敵。。

花粉症」(-_-#)

前はかなりひどかったのですが,数年前からピタッと症状がなくなり
大喜びでした。が,,,,,
今年になってその症状が出てきました。
症状としては「くしゃみ」と「目のかゆみ」だけですが,
それだけでもキッツイです。
(大野くんに期待します。。)

お忙しいとは思いますが,お体だけはご自愛下さい。

今日はご挨拶まで。

次はいつになるかわかりませんが,
少しでも見ていただけるとうれしいです。
よろしくお願いいたします。m(__)m

では。(^O^)/
「you-and-yu」でした。

文字組まめ知識…級数計算Part1

  • 2013.02.23 Saturday
  • 14:17

 前々回,級数について書いた時に,級数は計算がしやすくてとっても便利だと書きました。

組版っていうお仕事にとっては,級数計算がしやすいということは本当にありがたいことです。

 

計算がしやすいと何故便利なのか?

組版用のアプリケーションというのは,ワープロソフトのように,新規書類を作れば文字を入力できる,ってものではなく,文字ボックス(テキストフレーム)と呼ばれる,文字を入力するための枠が必要です。

例えば,20級の文字を10文字1行入力するには,5mm×10=50ミリのボックスを作成しなければいけません。

 

08_01

 

それ以下の大きさだと,当然文字は入り切らないし。

 

08_02

 

かといって,適当に大きくして入力していくと,書類上に,むやみやたらに文字ボックスが重なって,収拾がつかなくなります。

 

08_03

 

お仕事ですから!

きちんとした数値で,文字ボックスを作成するためには,ちゃんと級数計算ができた方が良いです。

万が一,ミリで指定されている印刷物の文字をポイント組もうと思ったら,ポイントをインチに変換し,さらにミリに計算し直すっていう,めんどくさいことになりますし,その計算によって出た端数をどう処理するかっていう問題も発生します。

(もちろん,ページ全体をポイント計算で作成するお仕事なら問題はありませんが…)

だから,文字の単位が級数であるってのは,とってもありがたいことなのです。

 

横書きでは左から右へ,縦書きでは上から下への文字の,頭から頭までを字送りと言います。

 

08_04

 

字送りが級数どおりの数値(文字と文字を詰めたり,間を空けたりしない)の場合(ベタ送りと言う),その1行分の文字ボックスの大きさは,文字数×級数で計算します。

これが,級数計算の基本です。

 

では,次に,2行以上の文字ボックスの計算方法を書いてみましょう!

 

って思ったんですが…

とっても長くなるので,次回のテーマ,ということで…

 

「you-and-ku」でした。

文字組まめ知識…スペース

  • 2013.02.13 Wednesday
  • 10:51

今回はスペースについて書いてみたいと思います。

スペースキーを打った時にできる空白スペース。

普通,日本語の文書中に空白スペースを使うことは少ないけれど(子供向けのひらがなばかりの文章は別ですが)。


例えば…


住所 岐阜県○○市

氏名 土岐太郎(誰やねん?(^_^;)


ってな,項目を羅列する時に,項目名の後に空白スペースを使うことがあります。

そんな時に使用するのが,入力モード「漢字・かな」で入力する全角スペース(和文スペース,または和字間隔とも言う)です。


この全角スペースは,日本語1文字分の幅を持っているので,例えば,20級なら5ミリのスペースになります(※べた組みの場合)。


一方,欧文は,単語と単語の間に空白スペースを入れて,そのスペースによって単語を区別しているのでスペース入力は不可欠です。

こちらの半角スペース(欧文スペース,または欧文間隔とも言う)は,入力モード「英数」で入力します。


この,半角スペース。

半角って呼ぶくらいだから,全角の半分であって,20級なら2.5ミリのスペースだろう…と思ってる人が多いらしいんですが…。


これは大きな間違い!なんです。

もともと,欧文を半角文字って昔の名残りで呼ぶので勘違いすることに成るようですが…。


欧文スペースは,書体に依存する幅を持っています。

だから。

同じ級数でも,書体が違えばスペース幅は違うんです。


07_01

原稿に,「半角空き」という指示があった際,欧文スペースを入力してあるテキストやデータをよく見かけます。

もちろん,欧文組版の時の半角空きはそれでいいんですが,日本語の組版における半角空きは,書体に依存しない和文半角スペースを使うようにしないと,設定によっては,字間が不揃いになることがあります。


07_02


(ちなみにアルファベットの方の例がないのは,欧文書体には和文スペースそのものがないからです)


日本語組版での半角空きの方法は,「二分空き」を入れたり,「カーニング」で行ったりする方法が一般的ですが,文中に時々スペースを入れる場合,今,使用されている組版ソフトで一番使用頻度が高い(だろうと思われる)InDesignに関して言えば,「ENスペース(EM《欧文フォントで『M』の文字幅を一辺とする正方形のこと。和文フォントだと全角のこと》の半分のスペース)」を入力するのが一番間違いがありません。


InDesignでは,その他にも「1/3スペース」,「1/4スペース」,「1/6スペース」,「フラッシュスペース」,「極細スペース」,「細いスペース」,「数字の間隔」,「句読点等の間隔」などなど,様々なスペースを選べるようになって,それはとても便利なのです!(反対に混乱しかねないけど(^^;)


スペースの種類を間違えると,見栄えが美しくない(読みにくい)データが出来上がることが多いので,スペース入力には注意した方が良さそうですね。


「you-and-ku」でした。

文字組まめ知識…級数

  • 2012.12.20 Thursday
  • 17:06
今回は文字のサイズについて書いてみたいと思います。

文字のサイズの単位には色々ありますが,おおまかに分けて,ポイントが使われることが多いです。

ポイント(=P)の方はインチが基本になっているのに対し,は日本語独特の単位で,簡単にミリに換算出来る,日本人にはとってもありがたい単位です。


というのは,もともと写植で使われていた,レンズの大きさを表す単位です。


あ! ちなみに写植っていうのは,写真植字の略語。

写植機を使って文字を印画紙やフィルムに印字して,版下を作ることです。

写植機には多くのレンズが組み込まれていて,ネガ文字盤を透過させて,文字などを拡大・縮小したり,縦長・横長にしたり,斜体にしたりして,印字していたそうです。


は,欧文の場合は別ですが,和文なら,基本,漢字でも平仮名でも約物でも,同じ計算が成り立ちます。


1級0.25ミリ四方

つまり,10級なら2.5ミリ四方

20級なら5ミリ四方と,端数が出なくてとっても計算がしやすい便利な単位です。


ちなみに…

1ミリの4分の1であることから,「Quarter」のイニシャルを取った「Q」を当て字にすることが多くて,20級なら『20Q』と書いたりします。


さて。

どうして計算がしやすいと便利なのか?

組版ソフトで作成する文字ボックスの大きさの計算が簡単にできます!

また,文字ボックスの必要がないIllustratorの場合でも,結構文字の大きさを計算する機会はあります。

チラシなどを作成する際のラフを描くときでも,文字のスペースをどのくらいとっておけば良いかが分かり易い!とか…

文字の周囲を罫線で囲む時のボックスの大きさを計算しやすい!とか…


例えば…

まずそんな級数で文字を組むことはないけれど,分かりやすいので,100級を例にとってみます。


文字が100級で1字だと,100Q=100×0.25=25ミリ角

もっと簡単に計算するとすれば。

100Q=100÷4=25ミリ角


06_01


その周りに文字から左右天地それぞれ1ミリずつ空けて四角の囲みを墨罫で入れるなんて時の計算だって…

囲みの大きさは,25ミリ+1ミリ+1ミリで,27ミリの四角を描けばいいと,簡単に分かります。


06_02


小学校の低学年で習う計算で充分事が足りますo(^-^)


また,すでに印刷されている文字の級数を調べる時だって,ミリから換算すればとっても分かり易い!


ただ,知っておかなければならないのは,文字にはボディってものがあるってことです。

文字は,正方形のスペースの中にデザインされるんですけど,その正方形いっぱいで作られているわけではなくて,そこから少し余裕をもって作られます。

もし,いっぱいいっぱいの大きさで作ってしまったら,隣の文字同士がくっついてしまいます(^_^;


その外側の正方形のスペースを仮想ボディと言い,実際に文字が接する内側の四角を実ボディ(字面)と言います。

そして,その仮想ボディの大きさが級数と呼ばれる部分です。


06_03


この実ボディは,書体に寄って大きさが異なるので,同じ級数でも,小さく見えたり,大きく見えたりします。


06_04


その上,ひらがなと数字,漢字では大きさが違うように見えます。


06_05


なので,級数表などを使って文字の大きさを調べる時には,1文字だけで判断せず,必ず数文字単位で調べることをお薦めします。


06_06


級数ってポイントより取っつきにくいらしいですが,(日本語の)文字を主とするデータを作成する際には是非!

で組んでみてくださいませ(^▽^)


「you-and-ku」でした。

お仕事用語…約物

  • 2012.11.24 Saturday
  • 10:30
 今回は,文字組の仕事で頻繁に登場する言葉,約物について書いてみようと思います。


約物
普段の生活では,なかなか耳にすることがないこの言葉。
これを「やくぶつ」と読むと,違った意味に捉えられて…
あらぬ疑いをかけられるので注意が必要です(^^;

約物とは「やくもの」と読み,文字・数字以外の,文字と組み合わせて使う記号の総称です。
例えば,句読点もそうだし,かっこ類,繰り返し文字,圏点などなど様々な種類があります。

そのうち,よく使われるいくつかを並べてみよう。
(和欧混同については,似て否なる文字を参照して下さいませ)


句読点など

約物_A


かっこ類

約物_B


繰り返し文字

約物_C


圏点

約物_D


例えば…

05_01_Illustration

っていうように使われます。


その他にも,↓こんな物も,約物と呼ぶこともあります。

05_02_Illustration


概ね,これくらいの種類を覚えておけば,大抵の組版指示書には対応ができる(はず)と思います。(これくらい,って,結構あるけど(;´Д`))


でも,これらを知らないと…
「中黒」っていう指示を,「中を黒く塗ればいいんだぁ♪」って勘違いして…
「■」って入力する子がいたり(実話です)するんで…(@_@;)

普段使用してる日本語がまったく正しくない私ではありますが(..;)
んで,誤字脱字も多々ある私ではありますが(__;)
さらに言うなら,当ブログ内でさえ,正しい文字組がなされていませんがm(__)m


せっかく文字を組むお仕事をするならば,正確に覚えて正確に入力できるようになりたいものです。


「you-and-ku」でした。

文字組まめ知識…似て否なる文字

  • 2012.10.25 Thursday
  • 12:54

さて,文字組が得意っていうからには,そろそろ文字組のことも書いていこうと思います。
文字組に最低限必要なものは,組版用のアプリケーションソフト(InDesignやQuarkXPressやEDICOLOR)と.原稿と,テキストです。
この中のテキストは,もちろん,アプリケーションの文字ボックスに直接入力しても良いのですが,できることなら,ワードなどで入力してあると,作業効率が良いです。

ただ…
このテキスト入力ってのが,キーボードさえ打てれば誰でもできる……ようで。
意外に,知識が必要な侮れないものなのです。

実際,テキストを流し込んだ時に,似ているようで,全く違うものができあがってしまうことがままあります。
その理由が,似て否なる文字
 仕事に就いて最初にテキスト入力をする時に,新人がよくやらかす間違いをいくつかご紹介しましょう。

例えば…←この3つの点。
この3つの点からなる文字は,3点リーダーと呼ばれ,省略の意味だったり,余韻を表すために用いられます。
他にも,箇条書きの時に,項目名と内容をつなげる役割に用いられることもあります。
和文では「…」,欧文では「」と下付きで打つんですが…
「・」中黒を「・・・」3つ並べてって打つ人がいたり。
「.」ピリオドを「...」3つ並べて打つ人がいたり。
ぱっと見,気付かずにスルーしてしまって,後々間違いに気付いて慌てるやっかいな混同なので注意が必要です。

また,和文・欧文の間違いっていうのもよくあります。
数字に和文数字「123」と欧文数字「123」があるのはよく知られているとは思いますが,同一文章の中で,混在しているのも,ちょくちょく見られます。

数字よりも多い間違いが,「( 」「 )」丸パーレンです。

和文の「( 」「 )」と欧文の「 ( 」「 ) 」を,単に,全角と半角の違いだと思い込んでる人もいて,これは本当に文字組屋泣かせです。
同じく,「[ 」「 ]」ブラケットも,和文の「[ 」「 ]」と欧文の「 [ 」「 ] 」と混同されることが多いです。

そして,どっちも和文なんだけど,しょっちゅう間違われるのが,「 」「 山パーレン
これを,「<」「>」っていう,不等号で入力してあるテキストをちょくちょく見かけます。
意味違いますからぁ…(ノヘ;)

これらを間違えるとどうなるか?

04_01


横組では,それ程違和感がそれほどないかもしれませんが。
縦組になると,これが…

04_02


これは極端な例ですが,設定によってはこんなひどいことになってしまうこともあります。


入力ソフトでテキストだけを見てると,全く違いに気付かない場合もあるけど,文字が組み上がって見たら,全然違うってことにならないように,キー間違いにはくれぐれも注意したいものです。


「you-and-ku」でした。

お仕事用語…CMYK

  • 2012.10.22 Monday
  • 16:13

印刷や製版に携わったことのない人が聞いたら驚くかもしれませんが,新聞に折り込まれるカラーのチラシの殆どが,4色のインクで印刷されています。
私も,初めて製版屋に就職した時には,あんなにカラフルなものが,たった4色でできてるのか!と驚いたものです。

その4色の内訳は
シアン(青より少し緑がすくない青《アイとも呼ぶ。ちなみにこんな色》)と,
マゼンダ(赤と言うよりピンクに近い《アカとも呼ぶ。ちなみにこんな色》)と,
イエロー(これはそのまま黄色《キイとも呼ぶ。ちなみにこんな色》)と,
キー・プレート(黒色のこと《スミ[墨]とか,ブラックとも呼ぶ。ちなみにこんな色》)です。
つまり,CMYKとは
色の三原色であるところの,「シアン(Cyan),マゼンダ(Magenta),イエロー(Yellow)」と,「キー(Key)」の頭文字をとった言葉です。
そしてその4色をまとめて,プロセスカラーと呼びます。
これが,カラー印刷の基本色で,その4色を様々な濃度で掛け合わせて,カラフルな色を表現しています。

この4色がどうやってカラー印刷になっていくのか?と言うと
その4色のフィルムなりデジタルデータなりを刷版して


black

(↑K)をブラックのインクで刷り。
その上に


cyan

(↑C)をシアンのインクで重ね刷りし。
その上に


magenta

(↑M)をマゼンタのインクで重ね刷りし。

さらにその上に


yellow

(↑Y)をイエローのインクで重ね刷りしていくと


CMYK

↑こんなカラー印刷物が出来上がります。


理屈の上ではCMYによって全ての色を表現できるはずなんですが,実際には3色のインクを混ぜてキレイな黒色を表現するのはとっても難しいらしいです。
(だから,ほら!家庭用のプリンターのインクもCMYプラスK色が使われてますよね!)
それに,黒色って,結構多く使われる色だから,それをCMYだけで印刷してると,インク量がとっても多くなっちゃう,なんていうコスト面での問題もあるんです。

この4色さえあれば,たいていのカラー物は印刷できるんですが!
金色とか,銀色,或いは,クライアントさんが「この色!」って,どうしてもこだわる色や,とってもクリアな色などは,似たようにはできても,なかなか出せません。
そういう時には,プロセス4色以外に,特色用の版を作成し,それを特色インクで重ね刷りします。

また,よく見かけるスーパーのチラシなんかは,1色刷りだったり,特色のみの2色刷り(赤と緑だとか,赤と紺なんてのは割と良く見かける)だったりもします。

そんな風に,これは何色で刷られているのか?とか,何色で出来ているのか?なんて考えながら,印刷物を見るのも,また面白いかもしれません。
ところで,デジカメで撮影された写真や,パソコンのディスプレイ上に表現される色は,光の三原色であるRGB〔レッド(Red),グリーン(Green),ブルー(Blue)〕なんですけど,インクではRGB形式での全ての色の表現が出来ないから,印刷する場合はCMYK形式へ変換しなきゃいけません。
RGB
からCMYKに変換すると,微妙に色の感じが変わっちゃうので,そこでまたさらに色調整をすることになります。
デジカメの写真データを渡して,年賀状や,「子どもが生まれました!」的ハガキを印刷屋さんに頼むことはよくありますが,
そんな時には,「ああ,色調整したんだなぁ」なんて思ってもらえると,ちょっと嬉しいです


「you-and-ku」でした。

お仕事用語…CTP

  • 2012.10.09 Tuesday
  • 21:24
 この仕事をするにあたって,ここ数年やたらに耳にする言葉にCTPっていうものがあるんですが。

これを,DTP(デスクトップパブリッシング《パソコン上で出版物を作成すること》)の変化系だと誤解する人が現れたので,これも解説せねばなりません。

CTPとは,【Computer to Plate(コンピュータ・トゥ・プレート)】の略で,読んで字のごとく,パソコンから直接刷版することです。
ちなみに,従来通り,製版フィルムを版に焼き付けて行う刷版のことは,FTP【Film To Plate(フィルム・トゥ・プレート)】と言います。

DTP化が進んでも暫くは,最終製版はフィルムで行われていましたが,今はどんどんCTP化され,フィルム出力をする機会はぐっと減りました。

世の中のデジタル化が進んだからってこともあるだろうし,DTP用のアプリケーションが多数開発されたこともあるでしょうが,こんな風に急激に製版過程が変化した理由として,コストの軽減っていうこともあります。
従来の製版だと,製版カメラ・スキャナ・焼き付けプリンタ・自動現像機などなど,結構高額な機材を揃えなければならなかったし。
その上,様々な大きさ・種類の製版用フィルムも必要だったし,そのフイルムを現像する液など,多々コストがかかったし。
また,1か所の文字修正のために,フィルムすべて,版すべてを,1から作り直すなんてこともあって,材料費も時間もかなり費やすことが多かったのです。
それに,フィルムって,とっても傷がつきやすいから,取扱いにも注意が必要だったし,折れ曲がった日には,その部分の筋が印刷に入っちゃったりするんで,もう一度作らなきゃならないっていうことになって,結構大変でした。

CTP化されて,写真製版時代に必要だった,手間や設備のいくつが不要になって(その代わり,校正《出来上がったデータと原稿を照らし合わせ,誤植や体裁の誤りを正す作業》用のデジタル出力機《インクジェットプリンタだのデジタルコンセンサスだのっていう校正物出力機》の需要が多くなったけど…),ずいぶんコストが低減され,時間も短縮されました。

システム自体も,大規模な設備がなくても,パソコンと,画像処理用(主にPhotoshop)・グラフィック用(主にIllustrator)・文字組用(InDesignやQuarkXPressやEDICOLOR)のアプリケーションと,CTPデータを作成するアプリケーションがあれば,殆どのことができるようになりました。
およその経験値で行ってた作業も,数値で制御できるようになったし。
何より,データが出来上がってからの修正が,修正用のアプリケーションを使うことによって,すべてを作り直す必要もほぼなくなりました。

さらに,ネットワークで,データを送ってしまえる世の中になったので,フィルムを届けなくても,印刷屋さんがそのデータを受け取って,刷版・印刷ができてしまうという,すっごい時代になりました。


長年,アナログ製版に携わった身としては,何か少し寂しい気もしますが…

(あの,フィルムを貼ったり切ったり合わせたりって作業は,面倒だったけど,面白かったなぁ…)


あの頃と比べて,納期がものすごぉぉぉく短くなって大変ですが(__;)


んで,データで全てが完結してしまうから…
ちょっとしたことで,とんでもないミスが発生したりする恐怖もありますが(-.-;)

この時代の流れを楽しみながら。
過渡期を生きて来た世代として,様々なノウハウを伝えて行ければいいなと思っています。


「you-and-ku」でした。

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