お仕事用語…CMYK

  • 2012.10.22 Monday
  • 16:13

印刷や製版に携わったことのない人が聞いたら驚くかもしれませんが,新聞に折り込まれるカラーのチラシの殆どが,4色のインクで印刷されています。
私も,初めて製版屋に就職した時には,あんなにカラフルなものが,たった4色でできてるのか!と驚いたものです。

その4色の内訳は
シアン(青より少し緑がすくない青《アイとも呼ぶ。ちなみにこんな色》)と,
マゼンダ(赤と言うよりピンクに近い《アカとも呼ぶ。ちなみにこんな色》)と,
イエロー(これはそのまま黄色《キイとも呼ぶ。ちなみにこんな色》)と,
キー・プレート(黒色のこと《スミ[墨]とか,ブラックとも呼ぶ。ちなみにこんな色》)です。
つまり,CMYKとは
色の三原色であるところの,「シアン(Cyan),マゼンダ(Magenta),イエロー(Yellow)」と,「キー(Key)」の頭文字をとった言葉です。
そしてその4色をまとめて,プロセスカラーと呼びます。
これが,カラー印刷の基本色で,その4色を様々な濃度で掛け合わせて,カラフルな色を表現しています。

この4色がどうやってカラー印刷になっていくのか?と言うと
その4色のフィルムなりデジタルデータなりを刷版して


black

(↑K)をブラックのインクで刷り。
その上に


cyan

(↑C)をシアンのインクで重ね刷りし。
その上に


magenta

(↑M)をマゼンタのインクで重ね刷りし。

さらにその上に


yellow

(↑Y)をイエローのインクで重ね刷りしていくと


CMYK

↑こんなカラー印刷物が出来上がります。


理屈の上ではCMYによって全ての色を表現できるはずなんですが,実際には3色のインクを混ぜてキレイな黒色を表現するのはとっても難しいらしいです。
(だから,ほら!家庭用のプリンターのインクもCMYプラスK色が使われてますよね!)
それに,黒色って,結構多く使われる色だから,それをCMYだけで印刷してると,インク量がとっても多くなっちゃう,なんていうコスト面での問題もあるんです。

この4色さえあれば,たいていのカラー物は印刷できるんですが!
金色とか,銀色,或いは,クライアントさんが「この色!」って,どうしてもこだわる色や,とってもクリアな色などは,似たようにはできても,なかなか出せません。
そういう時には,プロセス4色以外に,特色用の版を作成し,それを特色インクで重ね刷りします。

また,よく見かけるスーパーのチラシなんかは,1色刷りだったり,特色のみの2色刷り(赤と緑だとか,赤と紺なんてのは割と良く見かける)だったりもします。

そんな風に,これは何色で刷られているのか?とか,何色で出来ているのか?なんて考えながら,印刷物を見るのも,また面白いかもしれません。
ところで,デジカメで撮影された写真や,パソコンのディスプレイ上に表現される色は,光の三原色であるRGB〔レッド(Red),グリーン(Green),ブルー(Blue)〕なんですけど,インクではRGB形式での全ての色の表現が出来ないから,印刷する場合はCMYK形式へ変換しなきゃいけません。
RGB
からCMYKに変換すると,微妙に色の感じが変わっちゃうので,そこでまたさらに色調整をすることになります。
デジカメの写真データを渡して,年賀状や,「子どもが生まれました!」的ハガキを印刷屋さんに頼むことはよくありますが,
そんな時には,「ああ,色調整したんだなぁ」なんて思ってもらえると,ちょっと嬉しいです


「you-and-ku」でした。

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